世界的に有名なジャズピアニストの竹中真氏をお迎えし、３月１１日に大使公邸で、また３月１２日に国立芸術センターのFourth Stageにおいて、ジャズピアノコンサートを開催しました。

竹中氏は、才能豊かなジャズピアニストであり、現在、米国ロードアイランド州にあるロジャーウィリアムス大学及びマサチューセッツ州ボストン市にあるマサチューセッツ大学で教鞭を執っておられる他、世界中で積極的にコンサート活動に取り組んでおられます。

本コンサートは、地震と津波が発生した３月１１日より随分以前から予定されておりましたが、当日は多くのお客様に御参加頂きました。両コンサート共に行事の冒頭で、地震と津波の犠牲となられた方々や、被災された皆様に対して黙祷を捧げました。

３月１２日に国立芸術センターのFourth Stageで行われたコンサートには、音楽愛好家の方々が、ジャズ・フュージョンスタイルの音楽を楽しむのみならず、日本で発生した震災の犠牲者に祈りを捧げるために集い、会場は満席となりました。竹中氏は、自身の１０００曲以上の豊富なレパートリーの中から、「さくらさくら」などの日本古謡をジャズにアレンジした曲を始め、日本民謡の「竹田の子守歌」、ショパンやバッハ、モーツアルト、ベートーベン、リストのクラシックピアノ曲、さらに、ロシア民謡やジャズのスタンダード曲をジャズ・フュージョンスタイルにアレンジした曲を演奏され、演奏終了後に観客から総立ちの拍手喝采を受けられました。