邦楽公演開催


10月2日、当館は、国際交流基金とカナダ国立文明博物館との共催で、日本の伝統的な楽器による邦楽公演を開催しました。4人の才能溢れる演奏者が、ほぼ満席となった同博物館のシアターで演奏しました。

 

今回のカナダツアーでは、定期的に国内外で演奏活動を行っている琴のデュオの山本亜美さんと梶ケ野亜生さんに、尺八奏者の小濱明人さんと太鼓演奏家の山本麻琴さんが加わり、日本の伝統的な楽器の魅力が伝えられました。

 

本公演では、伝統的な楽曲だけでなく、現代的にアレンジされた楽曲も演奏され、演奏者は、約2時間に及ぶプログラムが終了した際に客席が総立ちとなる拍手喝采を浴びました。

 

石川大使は冒頭挨拶で、芸術と文化に国境は無く、しばしば一国の芸術が他国に多大な影響を及ぼすことがあると述べました。また、カナダ国立文明博物館で開催されている特別展「日本:伝統。革新。(JAPAN: Tradition. Innovation)」と本公演において、新しいアイデアが古い知識から生み出されるという共通点に触れ、同特別展開催中に本公演を実施することができた喜びを語りました。最後に、カナダの人々に対して、3月に発生した東日本大震災後、支援と連帯をを示して頂いたことに深甚なる謝意を述べました。

  

冒頭挨拶を行う石川大使

太鼓演奏家の山本麻琴さん

   

琴奏者の山本亜美さん

三味線と歌を披露する梶ケ野亜生さん

   
  4人で最終楽曲を演奏
   
拍手喝采を浴びる演奏者 左から、小濱明人さん、山本麻琴さん、石川大使、梶ケ野亜生さん、山本亜美さん