カールトン大学准教授による日本現代美術に関する講演会の開催

 

 


 9月11日、当館講堂において、カールトン大学のミン・ティアンポ准教授(専門は美術史)による講演会(“Presenting Japanese Art at the Guggenheim: Gutai: Splendid Playground”)が開催されました。同准教授は、自身が本年2月から5月まで米国ニューヨークのグッゲンハイム美術館にて共同キュレーターを務めた美術展“Gutai - Splendid Playground”をテーマに講演をしました。

 

 冒頭挨拶で八幡公使は、日本での在住・研究経験もあり、戦後美術及び「具体」研究の専門家であるティアンポ准教授の講演をオタワで聴けることをとても光栄に思うと述べました。

 

 講演では、第二次世界大戦後に前衛画家の吉原治良氏により結成された具体美術協会の活動の歴史とその活動の普遍的な意味について説明が行われた他、ニューヨークにおける美術展開催中に行われた子供を含む見学者参加型イベントの様子や数多くの展示作品の写真が紹介されました。ティアンポ准教授の熱意のこもった解説に多くの来場者が熱心に聞き入り,講演後には来場者と活発な質疑応答も行われました。

 

 

 

  

講演の様子

八幡公使による冒頭挨拶

   

参加者

参加者からの質問に答えるティアンポ准教授