四国八十八箇所巡りに関する講演会の開催 |
3月20日、当館講堂にて、「芭蕉、私と遍路の詩情」と題して、オタワ・シチズン紙のシニア・ライターであり、カールトン大学で政治学の教鞭を執るロバート・シブリー氏を招いて講演会を行いました。
シブリー氏は2005年春に徒歩で四国八十八箇所巡りをし、その体験はオタワ・シチズン紙に"The Way of Shikoku"として連載された後、2013年には "The Way of the 88 Temples – Journeys on the Shikoku Pilgrimage-" として出版されました。
当館の軽部公使は冒頭挨拶で、この講演を聞いて、自分も日本に行ってみよう、さらには四国遍路をしてみよう、と参加者が思ってくれることを期待する、と述べました。
シブリー氏は、俳人としてだけではなく、日本の最も有名な旅行作家としても尊敬する松尾芭蕉の「奥の細道」からの引用と自身の体験との共通点とを交えながら、55日間、1400㎞に渡る四国遍路での経験を語りました。
講演では、シブリー氏が遍路中に撮った数々の写真も映し出され、参加者の好評を博しました。 会場には約140人の方々に来場頂き、講演後の質疑応答では、四国遍路に関するアドバイスを求めるものから、日本人の宗教観に関するものまで、さまざまな質問がなされました。
|
| |
---|---|
冒頭挨拶をする軽部公使
|
講演をするロバート・シブリー氏
|
質疑応答の様子
|
シブリー氏の著作 “The Way of the 88 Temples – Journeys on the Shikoku Pilgrimage-”
|