ドキュメンタリー映画「長面・きえた故郷」上映会の開催 |
5月8日、当館講堂にて、トロント在住の日本人映画監督・石原牧子氏の「長面・きえた故郷」上映会を開催しました。
本作品は、石原氏の友人でもあり、トロント在住で宮城県石巻市長面(ながつら)出身のモガール和子氏が2011年3月11日の東日本大震災で兄家族を失い、被災した妹や友人たちを見舞う中で、共に前向きに生きて行こうとする姿を描いたドキュメンタリー映画です。今回のオタワでの上映は、石巻・東京・旭川・トロントに次ぐ巡回上映の一環で、今後日本・カナダの他都市でも上映予定です。
会場には石原監督とモガール氏もトロントから出席されました。
門司大使は冒頭挨拶で両氏にオタワでの上映会への出席と、この貴重な家族・故郷の物語のドキュメンタリーの制作に感謝すると共に、カナダの人々からの被災地の復興に対する揺るぎない支援に感謝の意を述べました。
続いて石原氏とモガール氏による作品紹介の後、本編が上映され、会場に集まった約100人の観客は真剣な面持ちで約70分のドキュメンタリーを鑑賞しました。
上映後の質疑応答では、撮影時の様子を尋ねるものから、被災地の現状に関するものまで、真摯な質問がなされ、震災から年月を経てもその記憶を風化させない取り組みを高く評価する意見が参加者から多数出されました。
「長面・きえた故郷」の今後の上映予定等につきましては、公式HPをご覧下さい。
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冒頭挨拶を行う門司大使
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挨拶する石原牧子氏
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質問に答えるモガール氏と石原氏
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質疑応答の様子
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会場の様子
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(左から)門司大使夫人、モガール和子氏、石原牧子氏、門司大使
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