門司大使による日本酒講習会と利き酒会 「Nature Tastes – Sake」

 

 4月1日、カナダ自然博物館は、当館との協力により「Nature Tastesシリーズ」の一環として、日本酒に関する講演及び利き酒会を行ない、約110人の参加者が日本酒について学び、味わう機会を得ました。

 

 Ailsa Barry自然博物館副館長の冒頭挨拶に続き、酒サムライ*の称号を持つ門司大使が酒造りの工程を詳しく説明した後、精米歩合、飲用温度、新タイプの3つのテーマに沿って、参加者に提供された日本酒を紹介しました。

 

 Artisan Sake Maker社の設立者兼社長を務める白木正孝氏は、ブリティシュ・コロンビア州でのカナダ国内で初めてとなる酒米の栽培と、それに続く初めてのカナダ産日本酒の製造について語り、博物館のPaul Sokoloff上級研究分析官は、酒造りに係る科学的説明を行いました。

 

 講演及び利き酒の後の質疑応答では、参加者から日本酒の香りを最大限に楽しむために用いるべき酒器や稲の植え方など、様々な質問が挙げられました。

 

 *「酒サムライ」は日本酒造青年協議会から日本酒の素晴らしさを国内外に広めることに貢献している人に対して叙任される称号で、現在世界中に65人の酒サムライがいます。

 

 

  
 

 

カナダ自然博物館・Ailsa Barry副館長

 

 

 

門司大使

 

 

 

Artisan Sake Maker設立者兼社長・白木正孝氏

 

 

 

自然博物館・Paul Sokoloff上級研究分析官

 

 

 

会場の様子

 

 

 

参加者と歓談する門司大使

 

 

 

試飲する参加者

 

 

 

質疑応答

 

 

 

質問するMargaret Beckel館長

 

 

 

(左から)門司大使夫妻、Sokoloff上級研究分析官、白木社長夫妻