偽造品の取引の防止に関する協定(ACTA)の署名式(概要)
平成23年10月1日
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10月1日、東京において、「偽造品の取引の防止に関する協定(ACTA)」の署名式が開催された。
1. 署名式には、我が国の他、協定交渉に参加したすべての国・地域(豪州、カナダ、EU、韓国、メキシコ、モロッコ、ニュージーランド、シンガポール、スイス及び米国)が参加し、そのうち、国内手続きを終えた8ヶ国(豪州、カナダ、日本、韓国、モロッコ、ニュージーランド、シンガポール、米国)の代表が協定に署名を行った。我が国は玄葉外務大臣が、カナダからはエド・ファスト国際貿易大臣が協定に署名した。
2. (1)玄葉大臣は冒頭挨拶の中で、東日本大震災の際の関係各国からの支援と激励に改めて謝意を表明するとともに、我が国の提唱に端を発する本協定は、知的財産権保護の国際規範に新たなページを開くものである旨述べた。
(2)各国の署名代表による挨拶の中では、ACTAは21世紀の経済に不可欠な要素である知的財産を保護するものであり、この面での国際協力強化に対する署名国の希求の現れであること、今後、この協定が早期に発効するとともに、より多くの国が参加することが期待されること、等が強調された。
3. また、本署名式に先立つ、9月30日には、国際シンポジウム「世界の知財戦略と東日本大震災からの復興~ACTAによる模倣品・海賊版の撲滅~」が仙台において開催された。
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