2017年12月12日、石兼大使夫妻は、12月23日の天皇陛下御誕生日に先立ち、天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。同レセプションには、ゴールドスミス・ジョーンズ国際貿易大臣政務官、シーアン加日議員連盟共同議長、オウ同議員連盟副議長を始めとする連邦政府・議会関係者、各国外交使節団長、大学関係者、文化関係者、ビジネス関係者等、約340名の方々に出席いただきました。
レセプションでは、日加両国の国歌斉唱に続き、石兼大使がスピーチを行い、両国の友好関係を語る上で欠かせない3名のカナダ人-ピエール・トルドー元首相、ジュリー・ペイエット総督、ジャスティン・トルドー首相-の功績について触れた上で、世界情勢が混迷の度合いを深める中、普遍的価値観を共有する日加両国が二国間そして多国間双方の文脈において協力関係を深めることの重要性を指摘しました。また、2018年が日加修好90周年やカナダのG7ホスト国にあたること、2019年に日本でG20サミットが、また2020年には東京でオリンピックがそれぞれ開催されることを紹介し、こうした機会を捉えて両国関係の一層の発展を図ることが重要である旨述べました。石兼大使からは日加修好90周年のロゴも紹介されました。
続いて、ゴールドスミス・ジョーンズ国際貿易大臣政務官から、天皇陛下御誕生日に対する祝意が表明されるとともに、カナダにとって日本は最も関係の深い国の1つであり、アジア太平洋地域における安定した民主主義国として日本が果たしている役割はカナダの将来の経済にとっても重要である、両国間には安全保障、貿易、人的交流などすでに色々な枠組で協力関係が築かれているが、同じ太平洋国家として、今後ともこうした関係を一層強化していきたいと述べました。また、シーアン加日議連共同議長も天皇陛下御誕生日に対する祝意を述べた上で、2016年の伊勢志摩サミット、明年のカナダでのG7サミットに言及しつつ、G7の枠組における両国の協力関係の重要性を強調しました。
その後、石兼大使、ゴールドスミス・ジョーンズ国際貿易大臣政務官、シーアン共同議長、オウ同議連副議長による鏡開きが行われました。
会場では、奥村公邸料理人が握り寿司を提供するとともに、日本各地の多種多様な日本酒も振る舞われました。また、新米、日本産リンゴの試食ブース、日系企業・団体のブースも設けられました。 アン・ブロー草月流生け花オタワ支部長による生け花が壇上に設置され、レセプションに華を添えました。
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