11月24日、石川薫大使夫妻は、12月23日の天皇誕生日に先立ち、天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました。同レセプションには、ジョン・ベアード外務大臣、ピーター・マッケイ国防大臣、ベバリー・オダ国際協力大臣、ジュリアン・ファンティノ国防准大臣、テッド・メンジーズ財務担当国務大臣、デービット・トカチャック加日議連共同議長(上院議員)、マイク・ウォラス加日議連共同議長(下院議員)、ピーター・ミリケン前下院議長を始めとする主要閣僚、連邦政府関係者、各国外交使節団長、日系カナダ人及び在留邦人の代表、大学関係者、文化関係者、報道関係者、ビジネス関係者等多岐な分野から約700名の方々に出席いただきました。
会場には、東日本大震災の被災者をお見舞いされる天皇皇后両陛下のお写真を始め、日本の宇宙での活動や国際宇宙ステーションでの日加協力の写真展示と映像、東日本大震災被災地から取り寄せた日本酒の利き酒会、被災地の米を使ったちらし寿司、大型スクリーン上での観光プロモーションDVD、震災関連DVD(当地チャリティーイベントの写真スライドショー、仙台市の震災復興映像及び、なでしこJAPANによる感謝・復興ビデオメッセージ)の映写等を行い、出席者の強い関心を呼びました。
天皇陛下の78歳の誕生日を祝して開催されたレセプションでは、新田亜希子様の独唱、エミール・アズマ・プリックリル様のピアノ伴奏による日加両国の国歌演奏に続き、石川大使から挨拶を行いました。右挨拶において、2011年は挑戦と熟考の年となったが、希望の年ともなり得るとした上で、東日本大震災から復興しつつある日本の姿を紹介しつつ、カナダから受けた温かい支援や励ましに謝意を表明しました。また、自然と人間、謙譲と大志、伝統とイノベーションにおける均衡が必要ではないかと考え直させられたこと、そこにおいて人間の英知や科学技術のみならず、耐える志や人を助け温かい心を持つといった根本的な価値観が大切だと考えられると述べました。こうした中で、日加両国が科学技術、貿易、青年交流など幅広く、緊密な関係を築いていることを改めて指摘しました。
また、オダ国際協力大臣及びウォラス加日議連共同議長から、天皇誕生日に際し、祝辞を頂き、両国の友好関係、友好議員連盟の活発な交流などについて言及がありました。その後、招待客の参加を得て、鏡開きを行い、日加関係の一層の深化と発展を祈念しました。
(石川大使の挨拶文)(大使スピーチにリンク) |