このたび奥田前大使の後任として駐カナダ大使に着任しました門司健次郎です。4月23日にジョンストン総督に信任状を捧呈し、公式に活動を開始しました。
これまで、駐イラク大使、駐カタール大使、ユネスコ(国連教育科学文化機関)政府代表部大使を務めてきました。直近のユネスコは、教育、文化、科学などを所掌する国連の専門機関ですが、任期中に実現した「和食」と「和紙」の無形文化遺産登録、「富岡製糸場」の世界遺産登録などで、ユネスコの名前を耳にされた皆様も多いのではないかと思います。
カナダについては、これまで1990年代及び2000年代の2回に亘り安全保障分野での二国間協力を担当し、出張で訪ねる機会もありましたが、勤務するのは今回が初めてであり、日本にとって重要なこの国で新たな任務につくことが出来ることを大変嬉しく思います。
我が国は、主要な先進国として価値観を共有するカナダと良好な関係を築いてきましたが、両国間には更なる関係発展の大きな可能性があると考えています。そのために、日加両国の関係者のご支援、ご協力を得て、貿易、エネルギーを含む経済、外交、安全保障、科学技術、文化、教育などの幅広い分野で協力関係の増進に努めて参りたいと思います。右に当たっては、官民の緊密な連携の下、オールジャパンで「日本」を発信していくことが重要と考えていますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。広大なカナダですが、様々な地方を訪問し、多くの方々にお会いできることを楽しみにしています。
大使館の活動についてはこのホームページに加え、ソーシャルメディアを通じてもお知らせしていきますので、よろしくご参加ください。
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