奥田大使のブリティッシュ・コロンビア州公式訪問:2013年10月7日~10月9日

 

 

 10月7日から10月9日まで、奥田大使は、ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバー市を訪問し、クラーク州首相、コールマン副首相兼天然ガス開発・住宅担当大臣、ワット国際貿易大臣兼アジア太平洋戦略及び多文化主義担当大臣及びトムソン森林・国土・天然資源大臣と会談を行いました。あわせて、バーナビ地区の日系プレース、スティーブストンの日系関連施設及びパウエル街(旧日本人街)のバンクーバー日本語学校及び日系人会館を訪問しました。また、この機会に、ブリティシュ・コロンビア日加協会主催の講演会で日加関係に関する講演を行った他、在バンクーバー日系企業、日系人団体関係者と意見交換を行いました。

 

 奥田大使は、州首相及び州閣僚との会談において、9月下旬に日本の総理として7年ぶりとなる安倍総理のカナダ訪問の概要及び評価について説明を行うとともに、日本はLNGを始めとするカナダの天然資源の競争力のある価格での安定的な供給に強く期待している旨述べました。ブリティッシュ・コロンビア州首相及び閣僚からも、日本とブリティッシュ・コロンビア州のエネルギー協力の強化は日加両国の更なる経済関係の強化につながるものであるとの期待の表明がありました。

 また、日系人団体の方々と懇談し、戦前のカナダにおける日系移民の最大の拠点であったバンクーバーにおいて、現在も日系コミュニティーが、日本文化の継承や日系人の福利の向上のために活発に活動し、また、様々な分野でカナダ社会に貢献していることに感銘を受けました。

 今回の公式訪問を通じて、LNGを始めとする豊かな天然資源を有し、太平洋を挟んで日本と最も近い距離にあるブリティッシュ・コロンビア州との経済関係の強化は、日系企業との関係でも、また、カナダ経済界の要人達との関係でも引き続き重要であることを再確認しました。さらに、経済面のみならず、日加間の青少年交流を始めとする人的交流の一層の促進が将来の日加関係に寄与することを改めて認識しました。

 

 

  

 

クラーク州首相と共に。

 

 

ワットBC州国際貿易相兼アジア太平洋戦略及び他文化主義担当相と共に。

 

 

   

 

コールマンBC州副首相兼天延ガス開発・住宅担当相と共に。

 

 

トムソンBC州森林・国土・天然資源相と共に。

 

   

 

日系プレース関係者と共に。

 

 

 

バンクーバー日本語学校・日系人会館関係者と共に。