奥田大使のオンタリオ州公式訪問:2013年6月25日~6月28日

 


 6月25日から6月28日まで、奥田大使は、大使就任以来、各州に対する初めての公式訪問として、オンタリオ州の州都トロント市を訪問し、オンリー州副総督、ウィン州首相、バルキスーン州議会副議長と会談を行うとともに、トロント大学学長と意見交換を行いました。

あわせて、ゲルフ市及びケンブリッジ市の日系企業を訪問し、各関係者と意見交換を行うとともに、ウォータールー市を訪問し、ウォータールー大学学長と意見交換を行いました。また、日系カナダ人老人施設であるモミジ・シニアズ・センターを訪問しました。

 

 一連の会談において、奥田大使は、カナダ経済のGDPの約4割を占めるオンタリオ州には多くの日系企業が進出しており、オンタリオ州と日本の経済関係の強化は引き続き極めて重要である旨述べ、オンタリオ州の関係者からも一層の関係強化を望む発言がありました。

 また、日系カナダ人、日本関連団体の方々と懇談し、日系コミュニティーが、日系文化会館(JCCC)を中心に、文化活動やチャリティーを通じて日本文化紹介と対日理解の促進に努めていること、他の民族グループの手本となる存在としてその活動が高く評価されていることに感銘を受けました。

 トロント大学では、Dr. David Naylor学長と、ウォータールー大学では、Dr. Feridun Hamdullahpur学長と個別に会談し、日加間の一層の研究協力・学生協力の重要性について、認識の一致をみました。

 今回の公式訪問を通じて、カナダ経済の中核を担うオンタリオ州との経済関係の強化は、日系企業との関係でも、また、カナダ経済界の要人達との関係でも引き続き重要であることを再確認するとともに、経済面のみならず、日加間の研究協力・学生交流の一層の促進が将来の日加関係に寄与することを改めて認識しました。

 

 

  

オンリー副総督と共に

ウィン州首相と共に

バルキスーン州議会副議長と共に

モミジ・シニアズ・センター関係者と共に

ネイラー・トロント大学学長と共に

ハムドゥラーパー・ウォータールー大学学長と共に