川村大使によるアルバータ大学高円宮日本研究教育センターでの講演

令和4年2月8日

 2月8日、川村泰久大使は、アルバータ大学高円宮日本研究教育センターで「ビルド・バック・ベターのための日カナダ戦略的パートナーシップ」と題した講演を行いました。同センターの藤原文所長の東アジア講義に特別講師として招かれ講演を行ったものです。
 

 オンライン講義には、平原州の5大学(アルバータ大学、カルガリー大学、レスブリッジ大学、サスカチュワン大学及びレジャイナ大学)の学生及び講師が参加しました。
 

 講演は、ポストコロナ時代の「ビルド・バック・ベター」のための日カナダ戦略的パートナーシップと自由で開かれたインド太平洋(FOIP)ビジョン実現のための両国の協力に関するものでした。川村大使は、日本とカナダは同じ志を持ったパートナーとして、G7などの国際場裡において、また新型コロナなどの重要課題で緊密に連携しており、コロナ後の復興のための「ビルド・バック・ベター」に共に取り組んでいると説明しました。
 

 講演では、法に基づく国際秩序を通じた地域の平和と安定を求める日本のFOIPビジョン及びFOIPに資する日本・カナダ間優先協力6分野について、特に平原州との協力に関連するエネルギー安全保障、自由貿易の促進・貿易協定の実施、環境・気候変動の3分野の協力について、日本と平原州間の農業や天然資源分野における具体的な協力事例も挙げて説明しました。

 

 最後に川村大使は、「日本とカナダが共に行動することこそが力である」と強調しました。
 


川村大使による講義




 

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