日本・モンゴル合同コンサート馬頭琴とピアノによる「Cross-Culture Friendship Concert」の開催

令和6年10月22日
 10月22日、大使公邸にて、駐カナダ・モンゴル大使館との協力にて、馬頭琴奏者のJigjiddorj Nanzaddorj氏とピアニストのFrédéric Lacroix氏によるコンサート「Cross-Culture Friendship Concert」を開催しました。
 
 冒頭、山野内勘二大使が挨拶を行い、美しい音色が奏でる国境を越えた友情と人々の絆をぜひこのコンサートを通じて共に分かち合いたいとの期待を述べました。
 続いてサラントゴス駐カナダ・モンゴル大使が挨拶を行い、モンゴルが誇る伝統的な二弦楽器である馬頭琴の音色をぜひ楽しんでほしい、そしてこのコンサートを実現したモンゴル、日本、カナダの友情を心から嬉しく思うと述べました。
 
 モンゴル・ウランバートルから馬頭琴奏者として迎えたJigjiddorj Nanzaddorj氏は、国際的に著名な馬頭琴奏者であり、世界各国で公演を行い、各地の大きな舞台でソリストとしても活躍しています。また、ピアニストにも、オタワをベースとして国際的に活躍し、作曲家としても著名であるFrédéric Lacroix氏を迎えました。
 
 この素晴らしい奏者2名により、日本、モンゴル、そしてカナダの曲が奏でられ、観客は終始その音色の美しさに魅了されました。馬頭琴が主旋律のモンゴルの伝統的な楽曲では、その深く勇壮な音色、ときには透きとおった柔らかな音色により、馬が駆けるモンゴルの雄大な草原の情景が目の前に広がるような、文化の旅に誘われました。また、日本とカナダの有名な楽曲も、澄み渡った馬頭琴とピアノの音色によって新たな豊かさが加えられ、観客は大きな感動に包まれました。
 
 約50名の参加者が、モンゴルの伝統楽器である馬頭琴とピアノが奏でる、日本・モンゴル・カナダの曲を通じて、異文化交流の美しさを楽しみました。参加者からは、馬頭琴の音色によって、モンゴルの美しい草原風景が、その香りまで感じられるようで素晴らしかったとの声が寄せられました。コンサートの後には、日本とモンゴルの伝統料理が異文化友好の証として振舞われ、参加者は料理やドリンクによる異文化交流の素晴らしさを共に尊びました。
 
 
山野内大使による挨拶

 
サラントゴス・モンゴル大使による挨拶

 
コンサートの様子

 
奏者と共に

 
日本とモンゴルの料理 奏者