第32回オタワ地区日本語弁論大会の開催

令和3年3月23日
 2月27日(土)、当館はオタワ地区日本語弁論大会実行委員会と共催し、国際交流基金トロント事務所、カナダ三井物産基金、カールトン大学から協賛いただき、「第32回オタワ地区日本語弁論大会」を開催しました。本大会は、例年当館広報文化センターを会場に開催してまいりましたが、本年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施されました。当日は、日本語学習者23名が出場し、多岐にわたる弁論テーマを通じて日頃の学習努力の成果や強い思いを存分に披露しました。また、大会の様子は当館Facebookを通じてライブで配信し、出場者の家族や友人の他、日本語を勉強する多くの学生も共に参加しました。
 
 本大会の冒頭では、川村大使が挨拶を行い、世界がいまだかつてないほどに連携を必要とする今日、日本語学習に励む出場者の姿を通じて多くの人が日本語や日本文化に関心を持つ機会になることを願うとともに、日本・カナダ両国の人々の連帯がより一層強まることを期待すると述べました。
 
 カナダ国内の各地区大会を経て実施される全カナダ日本語弁論大会は、3月28日(土)にオンラインにて開催されます。
 

【各部門入賞者】

初級部門
 優勝:Shuyu Sun(オタワ大学)「クレヨンしんちゃんがすきなりゆう」
 2位: Youn Hee Lee(カールトン大学)「私がコロナかを幸せに過ごすほうほう」
 3位: Geneviève Haché (オタワ大学)「私が外国語学習がすきな理由」

 

中級部門
 優勝: Eva Lee(クイーンズ大学)「アイヌ語を守ってください」
 2位: Yi Tong Liu(カールトン大学)「だるい人を説得するスピーチ」
 3位:Samuel Gomes de Abreu(オタワ大学)「シティポップのふっき」

 

上級部門
 優勝: Johar Pirzada (カールトン大学)「山登り」
 2位: Rupert Donovan (カールトン大学)「人間万事塞翁が馬」
 3位:Qingke Yu (カールトン大学)「日本の女の子はまだ可愛くなろうとしていますか」

 

オープン部門
 優勝: Hafsa Hasna Kaouache(オタワ大学)「ここからどこへ」

 

特別賞
 Kelly Baez
 Eric Boulay
 Dilys Xiangqiu Jiang  

 
冒頭挨拶を行う川村大使

 
佐々木実行委員長による挨拶

 
松藤審査委員長による審査結果発表及び講評

 
最終審査中に放映された日本文化紹介ビデオ

 
初級・中級・上級・オープン部門の各優勝者
(左から、 Shuyu Sunさん、 Eva Leeさん、 Johar Pirzadaさん、 Hafsa Hasna Kaouacheさん)