令和3年度 天皇誕生日祝賀行事の開催

令和4年3月15日

 2022年3月1日~5日、川村泰久駐カナダ大使夫妻は、天皇誕生日を祝賀するオンライン行事を開催しました。同祝賀行事では、ワグナー最高裁判所長官、シャンパーニュ革新・科学・産業大臣、オリファント外務大臣政務官及びシーアン加日議員連盟共同議長からビデオ・メッセージを頂きました。

 冒頭、川村大使は、天皇陛下への祝意に続いて、日加の新型コロナウイルス・ワクチン協力や東京オリンピック・パラリンピックのカナダ選手の活躍に言及しました。また、日カナダ両政府ハイレベルでの交流に触れつつ、両国にとってのインド太平洋地域の戦略的重要性を強調し、2021年5月に両国外相が6つの優先分野で具体的な協力を推進することで一致したことの意義を強調しました。さらに、CPTPPや気候変動対策、イノベーションでの日カナダ協力に言及しつつ、相互の直接投資や貿易の一層の拡大への期待を表明しました。そのほか、両国関係の架け橋たる若い世代の活躍に触れ、2025大阪・関西万博が、素晴らしい交流の機会を提供する契機となることへの期待を述べました(挨拶文別添)。
 
 

 ワグナー最高裁判所長官は、主賓挨拶の中で、天皇陛下への祝意を述べた後、両国を結びつける民主主義、人権と自由、法の支配といった基本的な価値について言及し、2019年の訪日の際の我が国最高裁判所との交流やカナダと日本の司法協力について思いを述べられました。



 シャンパーニュ革新・科学・産業大臣は、天皇陛下への祝意を述べた上で、日カナダ両国は共に協力し、グリーンで技術革新を中心とする成長を引っ張る世界のリーダーになるとの意思と、今後の両国の協力の発展への確信を表明されました。



 オリファント外務大臣政務官は、天皇陛下への祝意を表した上で、日本がインド太平洋のビジョンを共有するカナダにとっての重要なパートナーであるとし、幅広い分野でのカナダと日本の協力に向けた期待を述べられました。


 

 シーアンカナダ日本議員連盟共同議長は、天皇陛下への祝意とともに、カナダ本議員連l盟が両国間の重層的な関係発展に向けて果たす役割を強調されました。



 
 賓客のご挨拶に続いて、日本とカナダで活躍する若者から、「あなたにとって日本/カナダとは」をテーマに、明るく前向きなメッセージを発信いただきました。



 両国国歌等演奏では、オタワ在住のソプラノ歌手橋本典子氏及びピアニストの高木麻友子氏に御登場いただいたほか、生け花インターナショナル・オタワ支部のアン・ブロウ氏による慶賀の生け花が彩りを添えました。
   



 本年はさらに、カナダ政府、カナダオリンピック委員会、カナダパラリンピック委員会等の御協力を得て、この1年の日加関係を振り返るスライドショーを放映したほか、日本政府観光局作成の動画を放映し、日本の自然と47都道府県の魅力を発信しました。