オンライン・セミナー「経済安全保障の探求:日本、カナダ及びインド太平洋」
令和4年6月15日
6月15日、当館はオタワ大学国際政策研究所アジア研究ネットワーク及びビジネス・公共政策に係るCNポール・M・テリエール・チェアと共催でオンライン・セミナー「経済安全保障の探求:日本、カナダ及びインド太平洋」を行いました。山野内大使が開会挨拶を行い、日本でベストセラーとなった「半導体の地政学」の著者である太田泰彦日本経済新聞編集員が基調プレゼンテーションを行いました。
山野内大使は、開会挨拶の中で、新しい経済安全保障の課題、特に半導体のような最先端技術を取り上げ、日本が新しく重要な国家安全保障上の課題としてどのように経済安全保障を捉えているかを説明しました。山野内大使は、経済安全保障の課題に対峙するために同志国との協調が重要であることを強調した上で、2021年5月に発表されたエネルギー安全保障、自由貿易の促進や貿易協定の促進を含む自由で開かれたインド太平洋(FOIP)に資する日本及びカナダが共有する6つの優先協力分野について紹介しました。最後に山野内大使は、「カナダと日本の協力は、両国の繁栄と安定をもたらすのみならず、自由で開かれた国際秩序に基づいたインド太平洋地域及び世界の発展に貢献する」と述べました。
太田編集委員は、プレゼンテーションにおいて、ハイテク産業、特に半導体と日本、カナダ及びインド太平洋の経済安全保障について発表し、半導体の地政学上の重要性、デジタル技術における中国の台頭及び経済安全保障における日米豪印やASEANのような多国間枠組みの役割について述べました。また太田編集委員は、カナダや日本のようなミドルパワーは、インド太平洋の経済秩序の構築において役割を果たせると述べました。
リン・マクドナルド・カナダ外務省国際経済政策局長は、太田編集委員の発表に対し、FOIPに資する日本及びカナダが共有する6つの優先協力分野を含む日本とカナダ間の協力、及びカナダの経済パートナーとしての日本の重要性を述べました。パトリック・ルブロンド・オタワ大学公共・国際関係学准教授兼ビジネス・公共政策に係るポール・M・テリエール・チェアも経済安全保障についてコメントしました。
その後、スコット・サイモン・オタワ大学教授がモデレーターとなり、質疑応答が行われました。
動画リンク:Quest for Economic Security: Japan, Canada and the Indo-Pacific – YouTube
山野内大使は、開会挨拶の中で、新しい経済安全保障の課題、特に半導体のような最先端技術を取り上げ、日本が新しく重要な国家安全保障上の課題としてどのように経済安全保障を捉えているかを説明しました。山野内大使は、経済安全保障の課題に対峙するために同志国との協調が重要であることを強調した上で、2021年5月に発表されたエネルギー安全保障、自由貿易の促進や貿易協定の促進を含む自由で開かれたインド太平洋(FOIP)に資する日本及びカナダが共有する6つの優先協力分野について紹介しました。最後に山野内大使は、「カナダと日本の協力は、両国の繁栄と安定をもたらすのみならず、自由で開かれた国際秩序に基づいたインド太平洋地域及び世界の発展に貢献する」と述べました。
太田編集委員は、プレゼンテーションにおいて、ハイテク産業、特に半導体と日本、カナダ及びインド太平洋の経済安全保障について発表し、半導体の地政学上の重要性、デジタル技術における中国の台頭及び経済安全保障における日米豪印やASEANのような多国間枠組みの役割について述べました。また太田編集委員は、カナダや日本のようなミドルパワーは、インド太平洋の経済秩序の構築において役割を果たせると述べました。
リン・マクドナルド・カナダ外務省国際経済政策局長は、太田編集委員の発表に対し、FOIPに資する日本及びカナダが共有する6つの優先協力分野を含む日本とカナダ間の協力、及びカナダの経済パートナーとしての日本の重要性を述べました。パトリック・ルブロンド・オタワ大学公共・国際関係学准教授兼ビジネス・公共政策に係るポール・M・テリエール・チェアも経済安全保障についてコメントしました。
その後、スコット・サイモン・オタワ大学教授がモデレーターとなり、質疑応答が行われました。
動画リンク:Quest for Economic Security: Japan, Canada and the Indo-Pacific – YouTube