日本酒マスタークラス・イベント 「Japanese Saké: A Closer Look. Exploring style, umami and regionality of Japan’s national beverage」の開催

令和5年11月13日
 11月13日、当館は、日本酒造組合中央会と共催で、広報文化センターにおいて、オタワ市内のレストラン業界やソムリエ業界関係者を招き、日本酒に関する知識向上とカナダへの日本酒の普及と輸出促進のための日本酒マスタークラス・イベント「Japanese Saké: A Closer Look. Exploring style, umami and regionality of Japan’s national beverage」を催しました。2018年に「酒サムライ」*の称号を授与され、自らも「Saké Scholar Course」を設立するなど日本酒教育事業だけでなく、ソムリエ及び日本酒学講師としてカナダ国内外で精力的に日本酒の普及に取り組んでいるマイケル・トレンブレー氏が講師を務めました。
 
 山野内勘二大使が冒頭挨拶を行い、フード業界及びレストラン業界を通じてより多くの消費者に日本酒の魅力を伝え、カナダへの日本酒の普及拡大及び輸出促進への意欲を述べました。
 また、日本酒造組合中央会の宇都宮仁理事からビデオで、「國酒」として日本文化の中核を占める日本酒がよりカナダで親しまれることを期待する旨述べました。
 本イベントでは、日本酒に関する基礎知識を始め、うまみ成分の分析とそれに着目した食材とのペアリング等、科学的観点からの説明が行われました。参加者は、事前に用意されたテイスティング・マットに並べられた、カナダで入手可能な選りすぐりの日本酒をトレンブレー氏の解説と共にテイスティングし、知識を深めました。
 
*「酒サムライ」は、日本酒及び日本酒文化の歴史と素晴らしさを様々な活動を通じて国内外に広めることを目的として日本酒造青年協議会が授与する称号。現在までに任命された「酒サムライ」は、世界中に約90人。
 
冒頭挨拶を行う山野内大使

 
日本酒の魅力を伝える酒サムライのトレンブレー氏

 
日本酒造組合中央会 宇都宮仁理事によるビデオ挨拶 熱心に日本酒の試飲を行う参加者