書道・墨絵講演会及びデモンストレーション 「The Japanese Art of Calligraphy (Shodo) and Painting (Sumi-e) – A Journey in Art from East to West」の開催

　11月27日、当館は、広報文化センターにおいて、様々な美術ディプロマ課程に加え、短期講座及びワークショップを提供するオタワ・スクール・オブ・アートで書道及び墨絵の講師を務めるヘザー・マクドナルド氏を招いて、「The Japanese Art of Calligraphy (Shodo) and Painting (Sumi-e) – A Journey in Art from East to West」を開催しました。
 
　冒頭、石井秀明次席公使が挨拶を行い、墨絵は、最小限の筆致で対象の本質や精神をとらえた日本独自の芸術形式である旨を述べました。
 
　マクドナルド氏は、書道及び墨絵の歴史、墨絵で用いられる道具及び技法、そして、日本の芸術が西洋の芸術家に与えた影響について解説しました。その後、同氏による墨絵のデモンストレーションが行われました。実際に墨絵を描く様子がスクリーンを通じて披露され、筆の使い方や線の引き方、墨の濃さをコントロールしながら濃淡をつけて遠近感を表す様子に参加者も真剣な表情で見入っていました。講演後は、活発な質疑応答が行われ、日本の伝統文化について理解を深められたとの評価が多数寄せられました。

冒頭挨拶を行う石井秀明次席公使	書道及び墨絵の歴史などを解説するマクドナルド氏
墨絵のデモンストレーションを行うマクドナルド氏