日本語教育機関3団体に対する在外公館長表彰授章式の開催

令和6年6月28日
 2024年6月28日、山野内勘二大使は、オタワ市内において長年に亘り日本語教育を通じて日本とカナダの友好親善と相互理解に寄与されてきた、オタワ日本語学校及びカールトン大学社会人文学部言語学・語学学科日本語プログラム、オタワ大学人文学部現代言語・文学学科日本語コースの3団体にそれぞれ在外公館長表彰を授与しました。
 
 オタワ市内において、最初に日本語教育が始まったのは、1976年に日本人の父兄により創立されたオタワ日本語学校(OJLS)です。現在は、非営利団体としてボランティアの役員により運営されており、幼稚園児から成人まで、年齢を問わず日本語を学びたい日本語学習者を受け入れています。
 
 カールトン大学社会人文学部言語学・語学学科日本語プログラムは、1979年に開講し、1989年からは正式に単位取得コースとして開講しました。現在は、日本語の副専攻が可能です。
 
 オタワ大学人文学部現代言語・文学学科日本語コースは、1995年に開設され、それ以前の1989年から1994年までは、成人教育学科として講座が提供されていました。2002年~2006年は、一時閉鎖されていましたが、2006年には、日本語コースが再開され、2009年には人文学部現代言語・文学学科に日本語コースが置かれ現在に至ります。
 
 式典では、山野内大使が3団体の功績を称える祝辞を述べ、語学教育は、外国語の向上を目的としている以上に人々や歴史、友情の意味を理解するための入り口であると話しました。また、語学教育は、国と国をつなぐ架け橋となる人材育成に寄与している旨述べました。
 
 これに対し、各3団体を代表して小林佳文子・オタワ日本語学校校長、東プリクリル陽子・カールトン大学日本語講師、松下明美・オタワ大学日本語コース講師が今般の受章への謝意を述べると共に、現在に至るまでのそれぞれの機関の日本語教育の歩みについて語った他、式典に出席した関係者に感謝の意を表しました。
 
 続いて、加日議連のフォーティエ(Mona Fortier)下院議員(前行財政管理調整委員会委員長)とドネリー外務省北東アジア局長が祝辞を述べ、最後に、山本訓子・国際交流基金トロント事務所長が乾杯の挨拶を行いました。
 
山野内大使祝辞

 
加日議連のフォーティエ下院議員祝辞

 
ドネリー外務省北東アジア局長祝辞

 
山本国際交流基金トロント事務所長による乾杯

 
表彰状を手にする小林オタワ日本語学校校長と山野内大使

 
小林オタワ日本語学校校長答辞

 
表彰状を手にする東プリクリル・カールトン大学日本語講師と山野内大使

 
東プリクリル・カールトン大学日本語講師答辞

 
表彰状を手にする松下オタワ大学日本語講師と山野内大使

 
松下オタワ大学日本語講師答辞

 
 
オタワ日本語学校関係者一同

 
カールトン大学関係者一同

 
オタワ大学関係者一同

 
 
式典の様子 公邸での歓談