「海難1890」上映会・レセプションの開催

 

 9月28日、日本大使館と在カナダトルコ大使館の共催で、昨年日本とトルコの友好125周年(*)を記念して両国合作で製作された「海難1890」の上映会を行ない、トルコ系・日系コミュニティを含む約100人が参加しました。上映前のカクテル・レセプションでは、日本酒や巻き寿司、トルコワインやトルコ風の軽食などが提供されました。


 冒頭挨拶で、当館の門司大使、トルコ大使館のセルチュック・ウナル大使は両国間の温かく素晴らしい友好関係を改めて世界に示したとして、本作品を高く評価すると述べました。


 「海難1890」は、1863年にオスマン帝国によって製造された軍艦エルトゥールル号が、1890年に明治天皇に拝謁した後の帰国途中に、和歌山県串本町沖で台風により座礁し、581人が死亡したが、地元住人の必死の救助により69名が救出され、その後日本海軍の巡洋艦でトルコまで送られた「エルトゥールル号遭難事件」と、1985年のイラン・イラク戦争時にテヘランに取り残された日本人215人をトルコ機が救出した「イラン・テヘラン在留邦人救出劇」というふたつの史実を題材とした作品です。


 今回の上映会では国境を越えた友情の物語が参加者に感動を与えていました。

 (*)昨年9月18日で,エルトゥールル号遭難事件から125周年を迎えました。
  

 

招待客を出迎える門司大使とウナル・トルコ大使

 

 

 

(左から)アゼルバイジャンのラミール・フセインリ臨時大使、門司大使夫妻、フセインリ大使夫人、ウナル・トルコ大使夫妻 (写真: Sam Garcia)

 

 

 

日本大使館からの日本酒の提供

 

 

 

トルコ大使館からのトルコワインの提供

 

 

 

広報文化センターで同時開催中の「108のぐい呑」展で作家の桐谷純子氏から解説を受ける参加者

 

 

 

レセプションの様子

 

 

 

冒頭挨拶する門司大使

 

 

 

冒頭挨拶するウナル大使

 

 

 

門司大使とウナル大使 (写真: Sam Garcia)

 

門司大使夫妻とウナル大使夫妻 (写真: Sam Garcia)