紙切り芸・林家今丸師匠による公演及びワークショップの開催

 

 

 10月10日~20日まで、寄席の紙切り演芸家として活躍している林家今丸師匠による公演及びワークショップがカナダ国内各地で開催されました。林家師匠のカナダ巡回公演は、10日~14日にモントリオール、14日~17日にオタワ、17日~20日にトロントで開催されました。

 「紙切り」は、はさみを自由自在に動かしながらシルエットを切るという300年以上前に生み出された技法であり、日本の伝統芸能です。林家今丸師匠は、紙切り演芸家として50年以上の経験を有しており、これまで多くの国々において様々なデザインと機知に富んだ作品で子供から大人まで楽しませてきました。

 

Ottawa Welcomes the World:日本祭りでの公演

 10月15日、当館は、カナダ建国150周年及び日加友好関係を記念し、Ottawa Welcomes the Worldの一環として日本祭りを開催しました。本イベントでは、日本コミュニティーの協力の下、日本文化、芸術及び技術力などの様々な面が紹介されました。林家今丸師匠は、本イベント中に公演を行い、600人以上の観客が見守る中、瞬時にユニークで美しいシルエットを作り上げました。また、公演後には、ブースにおいて50人以上の参加者に似顔シルエットを作成しました。日本祭りの詳細はこちら

 

 

 

ステージ公演を行う林家今丸師匠

 

 

 

作品を観客に見せる林家今丸師匠

 

 

 

観客の横顔シルエットを作る林家今丸師匠

 

 

 

公演後、ブースにて50人以上の似顔シルエット作成

 

 

ワークショップの開催
 10月16日午前、林家今丸師匠は、オタワ市内のEarl of March Secondary Schoolを訪れ、高校生を対象としたワークショップを行いました。ワークショップには、美術課程履修生徒、国際関係証書プログラム専攻生徒、来夏に交換留学で日本を訪れる予定の生徒及び現在、料理・文化課程で日本について勉強している生徒が参加しました。

 ワークショップには、50人以上の生徒が参加し、林家今丸師匠は、日本の伝統芸能を説明しただでなく、参加者の想像力や創作力を刺激しました。

 

 

林家今丸師匠を紹介するLaura Hillary教諭

 

 

 

紙切りのテクニックを披露する林家今丸師匠

 

 

 

富士山の切り紙に挑戦する生徒

 

 

 

林家今丸師匠と生徒

 

 

カールトン大学での公演
 10月16日夜、当館は、カールトン大学言語学・言語研究学部と共催し、同大学で紙切り芸公演を開催しました。

 当館を代表して落合二等書記官が冒頭挨拶を行い、同言語学・言語研究学部に対し、日本や日本文化に関するイベントへの協力に謝意を述べました。また、デイビッド・ウッド・カールトン大学言語学・言語研究学部長からも挨拶が行われました。

 本イベントには、約106人が参加しました。公演後にはミニ・ワークショップが行われ、参加者の中から5人が舞台に上がり、林家今丸師匠の指導の下ハートや富士山といったシルエットを作成しました。イベントの最後には、林家今丸師匠が参加者の横顔シルエットを作成しました。

 

 

冒頭挨拶を行う落合書記官

 

 

 

冒頭挨拶を行うウッド准教授

 

 

 

公演を行う林家今丸師匠

 

 

 

花見の作品を披露する林家今丸師匠

 

 

 

ミニ・ワークショップの様子

 

 

 

カールトン大学ラジオ局のインタビューに答える林家今丸師匠