4月26日から5月16日まで、当館は当館講堂にて、国際交流基金との共催により、巡回展『武道の精神-日本武道の歴史」を開催しました。本巡回展は、日本武道を当地市民に広く紹介する他、カナダ建国150周年記念を祝うことを目的としています。また、本巡回展は、国際交流基金事業の一環であり、オタワが本年の開催都市の一つとなりました。
4月29日の開会式では、200名以上の参加者を前に門司大使が冒頭挨拶を行い、来場者が日本武道の豊かな歴史に触れ、2020年に開催される東京オリンピック及びパラリンピック競技大会にも関心を寄せるよう期待する旨述べました。また、開催期間中の毎週末には、本展示会の一環として、日本伝統文化のデモンストレーションも行われ、立山道場(杖道、居合道、剣道)、高橋道場(合気道、柔道、杖道、居合道、剣道、剣術、護身術)、オタワ空手協会(空手)、オタワ盆栽協会、生け花インターナショナル・オタワ支部、裏千家淡交会(茶道)が参加しました。
本巡回展では、戦場での戦闘技術である「武術」から、スポーツや身体運動としての「武道」に至る日本における武道の歴史が紹介されました。また、「武道」とは、精神修養や自己完成を目的とする鍛錬である「武の道」をも意味します。本巡回展開催中には、展示品とデモンストレーションを楽しむため、980名以上が来場しました。
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