門司大使のケベック州公式訪問
2015年10月27~29日

 

 


 門司大使は、夫人同伴で10月27~29日にケベック州を公式訪問しました。ケベック州の面積は154万平方キロメートル(日本の約4倍)、人口は822万人(2014年)で、約5,600人の日系人と、約3,400人の日本人滞在者がいます。今回は、ケベック州を管轄する在モントリオール日本総領事館の倉光総領事も、門司大使と一緒に同州を公式訪問し、州政府関係者との会談などの行事に参加しました。

  
 

 

ユネスコ世界遺産「ケベック旧市街の歴史地区」 ケベック市庁舎

 

 

 

 

 

ホテル 「フェアモント ル シャトー フロントナック」

 

 

 門司大使は10月28日に、ケベック州の州都ケベックシティで、ミシェル・ドワイヨン副総督、ジャック・シャニョン州議会議長、州政府のフィリップ・クイヤール州首相、クリスティン・サン・ピエール国際関係・仏語圏大臣、ピエール・アルカン・エネルギー・天然資源大臣と会談した他、ケベック州国際関係・仏語圏省次官補・儀典長のクロード・ピノ-氏ら政府関係者との昼食会に出席しました。これらの会談では、日本やカナダ、そしてケベック州の政治、経済事情や、日本とケベック州との経済や文化面でのつながりなどが話題となりました。また、日本とケベック州との協力関係と友好親善をより一段と深めるために何ができるかについて、意見交換が行われました。また、門司大使は、ケベック州野党第一党のケベック党党首ピエール・カール・ペラドー氏及び野党第二党のケベック未来連合党のブノワ・シャレット議員とも会談しました。

 

 

 

 

門司大使とドワイヨン副総督

 

 

 

 

 

倉光総領事とドワイヨン副総督

 

 

 

 

クイヤール州首相と

 

 

 

 

 

 

 

 

シャニョン・ケベック州議会議長と

 

 

 

 

 

ケベック州議会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケベック州議会に掲揚される日本国旗

 

 

 

 

議場内の写真(場内は撮影禁止)

 

 

 
 

 

ケベック州国際関係・仏語圏省の関係者らと

 

 

 

 

アルカン・エネルギー・天然資源大臣と

 

 

サン・ピエール国際関係・仏語圏大臣と

 

 

 

 

ペラドー・ケベック党党首(右から2番目)と

 

 

 

 

 10月27日に、門司大使は北米最古の仏語系大学であるラヴァル大学を訪問しました。ラヴァル大学は日本語教育も行っており、学生は毎年カナダで行われている日本語弁論大会に参加しています。また、ラヴァル大学は日本にある六つの大学と提携関係にあります。この日、大学図書館内にある日本文化紹介行事などに使われる施設「エスパス・ジャポン(Espace Japon)」の再開記念式典が行われ、門司大使夫妻と倉光総領事が出席しました。門司大使は式典でスピーチを行い、エスパス・ジャポン再開に関わった方々に感謝するとともに、エスパス・ジャポンの再開により、日本語教育や日本文化がより一層普及することを期待すると述べました。式典に続いて、エスパス・ジャポンにある和室で、茶道裏千家淡交会ケベック協会が茶道デモンストレーションを行いました。門司大使はこのデモンストレーションに参加した後、ブリエール・ラヴァル大学学長と会談し、同大学と日本の大学との協力関係などについて意見交換しました。

 

 

 

 

 

エスパス・ジャポン

 

 

 

 

 

茶道デモンストレーション

 

 

 

 

 

式典でスピーチする門司大使

 

 

 

 

ブリエール・ラヴァル大学学長と

 

 

 

  
 

 今回の公式訪問で、門司大使は多くのケベック州関係者と会談し、日本とケベック州との関係強化などについて、有意義な意見交換を行うことができました。門司大使は2015年4月のカナダ着任からこれまでに、オンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州、ケベック州の三つの州を公式に訪問しました。カナダ各州と日本との関係をさらに強化するため、門司大使は今後も他の州への公式訪問を行っていく予定です。