黒川清政策大学院大学客員教授による講演会の開催

 


  

 11月17日、オタワ大学において、日本の著名な医学者である黒川清政策研究大学院大学客員教授が、グローバルヘルス分野におけるイノベーションを通じた日本の貢献に関するパネルディスカッションを行いました。学生や研究者のほか、カナダ外務省、統計局、公衆衛生局や国際開発研究センターからの代表者も含め、約50人が参加しました。


 黒川博士はWHO(世界保健機関)の健康の社会的決定要因委員会の委員長を務めるなど、国内外の医療団体や研究機関の主要メンバーとして活躍する、グローバルヘルスの第一人者として知られています。

 

 黒川博士に加え、パネリストとしてオタワ大学の医療経済・グローバルヘルス学科のAmir Attaran教授、WHO・保健知識技術移転共同研究センター長のJanet Hatcher Roberts氏が参加し、オタワ大学国際開発・研究学部の医療経済・グローバルヘルス学科のSanni Yaya准教授が議長を務めました。

 

 当館からは、臨時代理大使である軽部公使が冒頭挨拶を行い、国際公衆衛生の向上と感染病の撲滅、とりわけグローバルヘルス技術振興基金の設立などの日本の貢献について述べました。続いてオタワ大学国際開発・研究学部長のLauchlan Munro教授も挨拶し、パネリストの紹介を行いました。

 

 パネリストたちそれぞれによる発表の後、グローバルヘルスが直面する様々な問題に関して、活発な討議を行いました。また、肥満問題、医薬品特許、研究開発資金、グローバルヘルスにおける女性の役割などについての多岐に亘るテーマについて参加者からの質問に答えました。

 

 講演会の後、レセプションが催され、参加者は日本酒と寿司を楽しみながら、さらにグローバルヘルスについての意見交換を続けました。

 

 

 

  

 

Sanni Yaya准教授による開会の辞

 

 

 

軽部公使による冒頭挨拶

 

 

   

 

パネリストを紹介するLauchlan Munroオタワ大学国際開発・研究学部長教授

 

 

 

 

黒川清政策研究大学院大学客員教授

 

 

 

   

 

Janet Hatcher Roberts WHO・保健知識技術移転共同研究センター長

 

 

 

 

Amir Attaranオタワ大学医療経済・グローバルヘルス学科教授

 

 

 

   

 

パネルディスカッションの様子

 

 

   

 

質疑応答の様子

 

 

 

講義の後、参加者には寿司と日本酒が振舞われました