門司大使は、9月7~11日にブリティッシュ・コロンビア州(BC州)を夫人同伴で公式訪問しました。BC州は、面積は約95万平方キロメートル(日本の約2.5倍)、人口は約463万人であり、太平洋に面したカナダ西部に位置することから、同州最大の都市であるバンクーバー市を中心に約250の日本企業が進出しています。また、バンクーバー市にはカナダで最も古く1889年に領事館として開設された日本総領事館が置かれ、岡田総領事も今回の公式訪問の多くの行事に同行しました。
門司大使は、州都ビクトリア市でジュディス・ギションBC州副総督(10日)と、また、バンクーバー市でクリスティ・クラーク首相(10日)、リッチ・コールマン副首相兼天然ガス開発・住宅担当大臣(8日)、テレサ・ワット国際貿易大臣兼アジア太平洋戦略及び多文化主義担当大臣(8日)と会談を行いました。これらの会談で、門司大使は、日BC州間の良好な関係に触れた上で、BC州における液化天然ガス(LNG)開発プロジェクトが進捗し、日本への供給が早期に実現することを期待する旨を述べるとともに、文化、教育、観光面において更なる交流を図っていく旨について述べ、先方からもこれらに支援・協力していく旨表明がありました。
なお、州政府関係者との会談が行われたカナダプレースの待合室には、BC州とアジアとの位置関係を示す地図が展示されており、同州がアジア太平洋を非常に重要視していることを印象づけるものでした。
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