門司大使と田邊在カルガリー総領事のサスカチュワン州公式訪問 2016年10月23~26日

 

  

 10月23~26日、門司大使はサスカチュワン(SK)州を公式訪問しました。SK州の面積は約65万㎢と日本(37.8㎢)の約1.7倍、人口は約115万人で、約500人の日本人が在住しています。今回は、SK州を管轄する在カルガリー日本国総領事館の田邊総領事も、門司大使と一緒に同州を公式訪問し、州政府関係者との会談などの行事に参加しました。

  門司大使と田邊総領事は、10月23日に、SK州の州都リジャイナで、ウォール州首相、トコール州議会議長に加え、ステュワート農業大臣、ハリソン経済大臣やダンカン・エネルギー大臣らと会談しました。これらの会談では、日本やカナダ、SK州の政治、経済事情や、日本とSK州との経済や文化面でのつながりなどが話題となりました。また、日本とSK州との関係をより一層強化するために何ができるかについて、意見交換が行われました。

 

 

門司大使、ウォール州首相、ダンカン・エネルギー大臣、田邊総領事

 

 

門司大使、トコール議長、田邊総領事

門司大使、ハリソン経済大臣、田邊総領事

 

 

門司大使、ステュアート農業大臣、田邊総領事

 

 

門司大使、ウィルソン首相府次官、田邊総領事

 

 

門司大使、グリーンバーグ高等教育次官、田邊総領事

 

 

サスカチュワン州議会

 

 

サスカチュワン州議会にて

 

 

 門司大使と田邊総領事は、公式訪問中、民間企業や研究機関、大学の関係者、現地の在留邦人・日系人らと会談し、各団体等の活動について説明を受けました。また、経済や貿易、教育、研究といった様々な分野で、日本とSK州の協力関係をさらに深める方法などについて、意見交換が行われました。また、門司大使と田邊総領事は、ポタッシュコープ社のカリウム採掘場を視察しました。カリウムは肥料などに使われる鉱物資源で、年間産出能力約200万トンの同採掘場で掘り出されたカリウムは日本にも輸出されています。

 

STEP (Saskatchewan Trade and Export Partnership)関係者との意見交換

 

 

アトキンソン・サスカチュワン大学副学長(右から4番目)らと

 

 

リジャイナの在留邦人らと

 

 

カリウム採掘場施設入口

 

 

エレベータで地下1000mへ

 

 

電気自動車で坑内を移動

 

 

掘削機の先端

 

 

採掘後の坑道壁

 

 

掘削機の先端部の前で

 

 

鉱石はベルトコンベアで加工工場へ

 

 

加工工場内部

 

 

加工鉱石保管庫

 

製品は直接貨車に積み込み出荷

 

 

 今回の公式訪問で、門司大使と田邊総領事はSK州の政府や民間企業、大学等の関係者と会談し、日本とSK州との関係強化などについて、有意義な意見交換を行うことができました。門司大使は、カナダ各州と日本との関係をさらに強化するため、今後も他の州への公式訪問を行っていく予定です。