日中合同茶道イベントの開催

平成31年2月26日
 2月16日、 日本大使館と在カナダ中国大使館との共催で、合同茶道イベントを中国大使館ホールにて開催しました。同行事は、1月24日の「Japanese Hospitality and Tea」及び同26日の裏千家による「茶道デモンストレーションに続くもので、日本の茶文化について関心を高め、理解を深める機会を提供する目的で開催し、今回は中国大使館の協力を得て東アジアから世界に影響を与えた両国の茶文化の発展について紹介しました。
 
 冒頭の挨拶において石兼公博大使は、中国で始まった茶文化が9世紀に日本に伝わって独自の茶文化を発達させたように、お茶は世界中に広がり、それぞれの文化をより豊かにし、多様性を開花させたと述べました。また卢沙野中国大使は、お茶はコミュニケーションの掛け橋となるもので、お茶を通して互いの文化を理解できると述べました。
 
 イベントは、World of Tea代表のジャン・ラロシェル氏による日中における茶の歴史についてのプレゼンテーションから始まりました。日本の茶文化の紹介では、上田光子・裏千家専任講師による茶道デモンストレーションが行われ、同講師の洗練された茶道のお点前が、バレリー・メスプレデー氏による各作法についての丁寧な解説の下で披露されました。これに続き、中国側による中国茶道のデモンストレーションが行われました。参加者は日中それぞれの作法の共通点や違いに触れ、両国に長年に亘って東アジアで受け継がれてきた茶文化を理解する機会となりました。
 
挨拶する石兼大使

 
卢沙野中国大使による冒頭挨拶

 
お茶の歴史を説明するラロシェル氏

 
プレゼンテーションに聞き入る参加者の様子

 
上田専任講師による茶道デモンストレーション

 
中国大使夫妻への呈茶

 
バレリー・メスプレデー氏による解説

 
中国茶道デモンストレーション

 
中国茶を楽しむ石兼大使夫妻 質疑応答の様子